A reckless challenge2



(about / log)




終わりの見えない恐怖 / 明日も昨日と同じ空 / 尊いと仰ぐその意味も知らず / 右腕を引く闇 / 悲しみが似合わない / 言葉よりも行動で / 同一円周上で嘆く / 方法が違うだけで(同じなのに) / 生きる覚悟とそのぬくみ / つま先立ちで見る未来

忍び寄る黒 / 昔の話ですから / 優しすぎて痛い / 奪わないでくださいよ、ねえ / 真綿のような / 忘れかけた劣等感 / 王様の不可侵領域 / 言葉遊びに溺れる / 重力には逆らえない / 捧げることしか知らない

天を切り裂く怜悧な刃 / 目覚めても醒めない夢 / 奪われた栄光 / 光、別たれようとも / 獣の嗚咽 / 己の非力さを呪って / 星のない空に、祈りを / その言葉が欲しかった / いっそ捨ててください / 異なる呼吸法で

届かないから焦がれる / 無力さを嘆く愚かさ / 真っ白な闇に侵されて / 従順な本能 / 手のひらの上にあった正義 / そしてすべてが愛に満ちて / 愛も何も知らないことが必然だった / インプリンティング・ラブ / 絞め殺して、猫のように / 望むものと望めないもの

僕らは愛の何たるかを知っているので世界の何も怖くない / あなたがいつか語った夢を今のわたしは軽く笑い飛ばすことができる / きみが生きていたという紛れもない真実の残酷さ / 指の隙間も通らないあつかましい愛で押し潰して / あなたをこころからあいしたかった / 救いない悲劇でひとり、主役 / かなしいのは自分だけ、くるしいのも自分だけ / 嘘ごとあいしてくれるって信じてたんだ / 彼が未練がましくのこした唯一の美しさと臆病さ / 日々をくぐりぬけていく術を得てしまったので何も面白くない

あなたは来ないしわたしも泣かない / 朝がくるようにそれは自然なこと / 君のやさしさを屠る / 幾つもの涙が枯れる夜が来るよ / かわいいから愛してる / 臆病な幸せ無神論者 / わたしは疑いようもなくあなたとはひとつになれない / ジレンマ、アポリア、パラドクス / 愛のクラシカルコンディショニング / 誰も愛さなくていいよ

幸せを望んではいけない。幸せを望むことはあまりにも不幸せだ。 / ぼくはそのとき白く強い光をみた / 空白に満ちた鼓動 / あの星が輝かない / わたしのなかにあなたをのこして / 皮膚のしたで感じる嘘 / まぼろしにとらわれないこころ / ぼくは青くないんだ / わたしの愛が死んでゆく / ゆううつなひずみ

自覚する前でよかった、本当によかった、 / こうして愛を屠るのです / 本当は全然足りなかった(だけどわたしは聞き分けのよい子だったので) / 孤独は王の証だと信じていた / これは恋の話ではありません / 愛はどこかにありましたね / 明ける空に永遠を祈る / 頬へ添えた手に涙が落ちてもやさしさが欠片も見えないように / 本当に触れたかったのはそれじゃなかったよ / ぼくの傷を抉ってくれるならそれでいいよ(天使か悪魔か、それは問題じゃない)

それはなんてかなしい呪文だろう / まぶしすぎて腐ってくような、だからいつも見失ってしまうような / はかない夜ほど月がきれいだ / 愛される喜びは知っているので、ただそれだけを待っていた / いつか、よりはいますぐがいい / 殺してくれないなら、ぼくは勝手に眠ってしぬよ / 絶望するほど期待もしてない / 永遠がさよならした(ぼくらの世界はまだ新しい) / やさしく舐めた涙がぼくを愛した気がした / 束縛みたいに均整がとれておらず それでもおろかな美しさだ

愛の虚勢は洗いたてのシーツに埋もれる / ところが言い訳の一つも思いつかない / 千々に乱れたこころの置き場所 / まどろみよどんでそらにほし / 痛いよ、って、伝え忘れていたみたい / ずっと同じ傷あとばかり舐めていたのでさすがに愛には飽きました / もうはなさないよと誓ってください / 過去は過去として思い出せ 現在を現在として切り捨てろ / ただの一度として君を愛しなどはしなかった / さようならば、










FROM なれ吠ゆるか